「お月見グラス卒業」 と 「鈴蘭の現在」
今日は、めずらしく長文で失礼いたします。
工房鈴蘭オープン当初から、ずっと作り続けてきたお月見グラスが、完売となりました。
素地として使わせていただいたグラスが、ガラスメーカーさんで、作ることが出来なくなってしまったのが理由です。
お月見グラスは、“塗り”という仕事で、これからの時代、何を作っていけばいいのだろうか?と迷っていた私達に、「これかもしれない!」と、大きな気づきをくれたデザインで、鈴蘭の直営店をオープンするきっかけをつくってくれたグラスです。
今まで共に歩んできた仲間のような存在であり、私達にとり、とても思い入れのある商品です。
従来の形状になるべく近い、新しい形のグラスでお月見グラスを何度か作ってみましたが、「やっぱり何かが違うなぁ」という、もやもやとした気持ちが消えず、泣く泣く廃番を決めました。
今まで頑張ってくれてありがとう! ここまでエースとして鈴蘭をリードしてきてくれてありがとう!という感謝の気持ちでいっぱいです。
一番多い時で、2サイズ8色展開をしておりました。
今でも「お月見グラスはありませか?」とお声を多数いただいておりますが、ご希望にお応えすることができず、大変申し訳ない限りです。
今までお月見グラスをご愛用くださった、お客様に心より感謝を申し上げます。
「お月見グラスを、かわいがっていただきまして、本当にありがとうございました。」
直営店では、次世代のエース達(新しい商品達)も頑張ってくれていますので、初代エースのお月グラスも安心してバトンを渡してくれると思います。
時代の流れから、様々なことを多々考えさせられる世の中ですが、つくり手の私達にできることは、お客様に喜んでいただける、商品づくりを続けることです。
今までに積み上げた技術を大切に守り、磨き、進化させ、新たな仲間達(可愛い商品達)と共に、これからも精進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
続いて、鈴蘭の現在について、ちょっとお話をさせてください。
現在、直営店に並んでいる商品は、全て父娘2人でつくっております。なので、どうしても、ものづくりが中心となってしまい、直営店の仕事と、オンラインショップへ手が回っておらず、お客様には大変ご不便をおかけし誠に申し訳ありません。
最近、平日の直営店は、夫がいることが多くなってきました。パソコンで自分の仕事をしながら、直営店の店番を率先して行ってくれ、とても助かっています。見た目は不愛想なおじさんですが、話してみると優しいところもあります。絵を描くことが好きなので、筆をとって新しい商品づくりに携わってくれることもあります。
本人なにり精一杯、店番をしておりますので、商品について質問などございましたら、ぜひ、気兼ねなくお声がけください。また、もし至らない点がございましたら、遠慮なくお話ください。その都度、改善してまいります。
インスタグラム等を通し、新しい商品や塗り上がり状況を随時アップ(工房内の写真が中心です)しておりますで、気になる商品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。インスタグラムの機能を使いこなせていないので、毎回、シンプルな投稿となりますこと、何卒ご了承くださいませ。
記念品や、各種内祝、引き出物のご注文も通常通り、承っております。
オンラインショップも、本当に少しずつではありますが、作業を進めております。商品撮影がうまくいかず、頭を悩ませております。素人なりに、引き続き挑戦します。
どうぞよろしくお願いいたします。