今日は、工房で過ごす何気ない朝のお話です。
おつきあいいただけたら、嬉しいです。
仕事の道具、子供たちの着替え、お昼ごはん、飲みもの、おやつバッグ、お気に入りのおもちゃバッグなど
毎朝、旅行へ行くのかな?と思うくらいの荷物を積んで、自宅を出発します。
何十年も通い続けた山道を登り、工房前に車を停める荷物を降ろす。
子供たちも降りて、工房の中へ。
「じー!」
「じーじ、おはよう!」
「おはよう!今日も来たな。」
という会話が聞こえる。
そして、私は近くに車を止めに行く。
車を降りて、工房まで数十歩。
私はこの数十秒の時間が、好きです。
桜が満開の日。
真っ青な青空で暑い日。
雨の日。
雪の日。
一番好きなのは、少しだけ曇り空で風があって、森の中を風が駆け抜ける音が聞こえる日です。
ざわざわざわという森の音。
鳥のさえずり。
何度聞いても、この場所が好きだなぁ。
と感じます。

実は・・・
それは、夫も同なじようで、
「はぁ~いい場所だ。」と、まるで子供のように、はたから見ると
ルンルンで気分で歩いて工房へ入っていきます。
なんだかそれがおもしろいです。
数十歩歩いて、工房の扉をあけると、子供たちと夫がコーヒータイムの準備。
鈴蘭は毎朝、コーヒータイムから始まるのです。
準備ができると仕事中のじーを、子供たちが呼びに行く。
「じー、コーヒータイムの準備できたよー!」
「はーい。」
そしてみんなでコーヒータイム。
全員がそろう時があれば、じーと夫で先にコーヒータイムをしていたり、
私達が遅れて到着したときは、2回目のコーヒータイム。
話題は、子供たちの話、仕事の話、未来の話、いろいろです。
そして、それぞれ自然に仕事を始めたり、遊び始めたり…
家族だからできる、こののんびりした工房の雰囲気が、
私は大好きです。
そして、子どもたちも、きっと好きなんだと思います。
私が子供の頃に、工房で聞こえていた音は、きっと
虫の声や川の音。
今、耳に入ってくるのは、風の音、鳥の鳴く声。
そして、子供たちみんなの笑い声。
工房で見る景色は昔とあまり変わっていません。
同じ場所でも、
年齢や、その時の自分によって、
聞こえる音は少しずつ変わっていく。
そんなことを、最近ふと感じました。
何十年経っても、大好きな場所。
大好きな日常です。
明日もまた、この音を聞きながら一日が始まります。
工房鈴蘭の記録
ものづくりの裏側や、
工房で過ごす何気ない日々を、
少しずつ記録しています。




